褐色細胞腫

【セラピストのみなさまへ】

 

昨夜テレビを見ていて、これはセラピストとして知っておくべきだ病気だ!と感じたので記事にしてみます。

私は不勉強でこの病気の知識が無かったのですが、ご存知の方がいらっしゃったらスルーして下さい。

 

テレビで取り上げた患者さんの主訴は「ずっと右肩が痛い」ということでした。私のサロンでも肩が痛い、腰が痛いと訴えられる方は多いですので、通常コンサルテーションの後問題がなければ、トリートメントという流れになるかと思います。

 

ですが、この「トリートメント」が命取りになる危険性があるのです。

 

褐色細胞腫(副腎に出来る腫瘍)は、腫瘍からカテコールアミンが発作的に大量に放出されることがあり、その結果急激に血圧が上がり心不全の危険性があります。問題は、この発作がどうやって起きるかということです。

 

腹圧がかかるような動作(重いものを持ち上げる、排便など)や、腹部の触診でも誘発されることがあるそうなのです!

テレビの患者さんは、実際に肩たたきでこの発作が起きていました。

触診や肩たたきでも誘発されるのなら、トリートメントは絶対禁忌と言えるのではないでしょうか?

腎臓の位置からして、特に伏臥位の施術や腹部への施術は、想像しただけでも危険だと感じました。

 

また、この方の場合「右肩の痛み」というのもポイントで、腫瘍が右側の副腎にあったために肝臓が刺激され、その関連痛により右肩が痛くなったということなのです。これも安易に「肩こり」とか「五十肩」などと捉えてしまいがちではないでしょうか?

 

そしてもうひとつ怖いのは、発作が起きているような状態ではもちろんトリートメントはしないと思うのですが、発作が起きていない場合、患者さんは通常の生活も出来ていますし、血液中のカテコールアミンも正常値である場合があるそうなのです。

 

ということは、セラピストは見た目にもわからないし、患者さん自身も、どのタイミングで発作が起きるかわからないと思うのです。

 

肩が痛い ⇒ コンサルテーションでも異常がわからなかった ⇒ トリートメント ⇒ 発作

 

という最悪なことも起き得るケースだなと想像しました。。。

 

本来トリートメントは健康な方へリラクゼーションを目的として行われるべきと思います。ですが実際にはこうやって痛みを主訴に来られる方もいらっしゃると思うのです。

ですので、セラピストは本当に注意深くコンサルテーションに時間をかけ、何か不安要素があれば「トリートメントをしない」という選択も、とても重要だと思いました。

 

 

ちょっとドキドキした記事でしたので、ハーブティーでも飲んでリラックスして下さいね♪

セラピストのみなさんに、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

 

 

メディカルアロマもリラクゼーションアロマも

みんなで一緒に学ぼう!

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アロマセラピーと認知症ケア その2

いつもブログを読んで下さってありがとうございます。

今日は認知症ケアの続き、精油についてです。

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アロマセラピーと認知症ケア その1

朝夕は少し涼しくなり、夜には虫の声も賑やかになってきました。酷暑もこれでひと段落でしょうか?

今年の夏は本当に暑くて体調管理が大変でしたね。。

さて、先日開催したワークショップについてまとめました。実際に介護に関わっているセラピストが集まり、ディスカッションにも熱が入りました。(ワークショップは一般の方でも参加できます)

 

アルツハイマーは認知症のひとつ

 

 

アルツハイマー型認知症は、「認知症の種類のひとつ」になります。認知症のうち多くを占めるのがこのアルツハイマー型です。認知症=アルツハイマーというイメージかもしれませんが、他にもレビー小体型認知症(比較的男性に多く幻視などが見られる)や血管性認知症(脳の血管障害により起こる)などもあります。

アルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβタンパク、タウタンパクという特殊なたんぱく質が溜まり、脳の萎縮が起こることにより身体の機能が失われていきます。

記憶障害や、判断力の低下、見当識障害などが症状として見られますが、現在完治薬はなく、進行を遅らせる薬しかありません。

原因となる特殊なたんぱく質は50代頃から溜まっていき(!)発症するまでには2〜30年かかると言われています。

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岡山大学公開講座 現代の薬学(追記)

梅雨明けはまだのようですが、蝉の声が聞こえ始めましたね!もう夏はすぐそこです。

さてさて、ブログに書きたいことがどんどんたまっています。

何から書こう・・・という感じなのですが、ひとまず前回の続きを少しだけ。

 

  1. 脳を治すー認知症創薬の現在
  2. ポリフェノールの多様性

 

認知症については、次回8月の「介護とアロマセラピー」のワークショップでも取り上げる予定にしています。こちらはまた詳細が決まりましたらお知らせしますね。

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岡山大学公開講座 現代の薬学

みなさま、こんにちは!

もうすぐ梅雨明けしそうなお天気ですね。急に猛暑になったので体調を崩されたりしていませんか?

私は真夏の太陽を感じさせるお天気の中、岡山大学の薬用植物園(一般には非公開)に行ってきました。

まずは、公開講座の内容から少しまとめてみますね。興味のある方の参考になれば嬉しいです。

  1. 免疫のコントロールによる疾患治療とその基礎研究
  2. 脳を治すー認知症創薬の現在
  3. ポリフェノールの多様性
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介護とアロマセラピー 真菌対策について

先日行ったワークショップ「介護とアロマセラピー 真菌対策」の研究ノートです。

 

真菌について

 

いわゆるカビの一種であり、酵母など私たちの生活に役立っているものもあるが、中には悪さをするものもある。(特に抵抗力の弱っている人に対して)

今回はその中でも介護の現場でよく問題となる真菌症(白癬、カンジダ)について研究をしてみた。

表在性の場合は、患部が角質や皮膚表面なので塗り薬が処方される。深在性は皮下組織に及ぶため内服薬が処方される。

全身性の真菌症では内服薬に加え点滴などでも治療をする。

白癬菌は感染している部位により呼び名が変わる(水虫、たむしなど)が、いずれも真菌によるものである。

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