2016.07.04 Monday
岡山大学公開講座 現代の薬学
講座の内容を全て書くことは難しいので、印象に残った部分、これは!と思うところを抜粋しながら書いてみますね。
今日は免疫のお話です。
免疫を制御する癌細胞との闘い!
以前免疫学のセミナーでもお話をしましたが、「免疫とは自己と非自己を識別し、非自己から自己を守る機構」のことです。
癌細胞はもともと自分の細胞で、いわば裏切り者的存在。毎日生まれていますが、自身のパトロール隊(免疫システム)によって発見され排除されています。それでは、どうやって敵を見つけるのでしょう?
それは樹状細胞が敵を取り込み、その敵について殺し屋(T細胞)に知らせているからです。
この樹状細胞とT細胞が実際に接触している様子を見ましたが、まるで本当に相談しているみたいです。すごいですよね〜!
このコミュニケーションには細胞表面のたんぱく質が関係しているのですが(これがポイント!)この「会話」がうまくいき、正常な免疫応答が出来ていれば、癌は排除できるわけです。ところが、癌細胞はある物質を使って、樹状細胞やT細胞を制御することが出来てしまうのです。そうすると癌を攻撃できなくなってしまいますよね。。
そこでこの制御を邪魔するお薬が開発されました。それは抗体を使った薬品です。
抗体は特定のたんぱく質に結合するので、これを利用します。免疫を制御されなくなれば、またT細胞が活性化されて癌を攻撃できるようになるという仕組みです。
でも残念ながらお薬ですから副作用もありますし、デメリットもあります。もっと詳しく知りたい方は「PD-1 PD-L1」で調べてみて下さいね。
カテゴリーは「アロマ研究ノート」なので、アロマに関して書くと・・・抗腫瘍作用のある精油について論文でよく見るようになりました。またその辺りも機会があれば掘り下げてみたいと思います。
それにしても、まとめるのってなかなか難しいですね〜^_^;
次回また残りを頑張って書いてみようと思います!
アロマスクール&ケアサロン
お問合せ
http://aronatu.com/strawberry1/
Facebook
https://ja-jp.facebook.com/aronatufan/
Twitter